沖縄県にある与那国島で、通信制高校新設を目指して「WEB授業のテスト」が行われました。
2017年8月現在、与那国島には高校が1つもありません。
与那国島に住む中学生たちは、高校へ通うためには親元を離れることがほぼ必須に近い状態です。
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高校がない離島にはどんな問題がある?
寮があるところ。寮費捻出のため、学費が安いところ。支援制度が利用出来るところ。
などなど、離島から高校進学を希望するだけで、かなりの制限がかかってしまいます。
家庭事情によっては高校進学を諦めないといけない人も、きっと少なくはないのでは?
持病などで寮生活などとても出来ないから進学を断念する人もいるでしょう。
生まれ育った場所によって、教育機会に差が出るのは大変残念なことです。
若い人がどんどん外へ出ていく問題も
15歳になるとほとんどの若者が、高校進学のために島から離れてしまう。
就職先だって沖縄本島や、本州の方が多いでしょう。
一度出ていった若者達は40代、50代くらいにならないと帰って来ないのが容易に想像できます。
地域活性化の面から見ても、離島に高校が出来ることはとても重要だと思います。
離島に通信制高校が出来れば可能性が広がる!
ずっと「あればいいな」で止まっていた状態を打開出来る鍵は「通信制高校」にあるでしょう。
インターネットとパソコンさえあれば勉強出来るのが、通信制高校の最大の強み。
離島だろうとなんだろうと、皆が高校に通える未来を作ることに繋がるはずです!
既存の広域通信制高校ではカバー出来ない問題が、スクーリング
今すでに開校されてる通信制高校も、離島に住んでいても入学することが可能です。
しかし、問題は「スクーリング」。
通信制高校の卒業要件に、「規定日数分の登校」が含まれています。
やはり、経済事情・健康事情などにより島から出ること自体難しい子の場合、入学を断念せざるを得ない要素があるのです。
それをカバーするために、与那国島に学校を置く通信制高校の誕生が検討されているのです。
どういう形になるかは分かりませんが、通信制高校ならスクーリングの時期だけ場所と先生を用意出来ればいいので、夏休み・冬休みの時期に数日だけ沖縄本島や本州から先生に来て貰えばOKです。
2020年の開校を目指しているとのことでしたが、「離島に住んでいる」ということがハンデにならない未来が、一日でも早く来るよう願っています!
情報参考:沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/132095