中学生のいじめの原因は?親としてできることは何か

子どもが学校でいじめを受けたらどうしよう。
そんな風に心配する親御さんも多いと思います。
この記事では、そもそもいじめが起きてしまう原因とは何かについて解説しながら、子どもがいじめにあった時親がしてあげられることについてまとめています。
ぜひ参考にしてみてください。

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いじめが起きてしまう原因

まずはいじめが起きてしまう原因にはどんなものがあるのか見ていきましょう。
いじめの原因について理解することで、いじめられている現状を改善したり、未然にいじめを回避したりすることにもつながります。
ではいじめの原因となりや宇井主な原因を紹介します。

子どもがストレスを抱えている

まず一つ目の理由は、子どもがストレスを抱えていること。
これはいじめる側の子どもに見られやすい特徴です。
例えば親が厳しい家庭だったり、子どもに不干渉であったり、そういったストレスの多い家庭環境で生活している子どもが、誰かをいじめることでストレスのはけ口としていることがあります。
ストレスを多く抱えてしまうことが、いじめる子を作ってしまう一つの要因だといえますね。

子ども同士の相性

いじめが起きてしまう原因のもう一つは、子ども同士の相性です。
子どもの性格は様々で、中にはいじめる側になりやすい性質を持った子、いじめられやすい性格を持った子がいて、その両方が同じクラスになったり座る席が近かったりという理由からいじめが始まってしまうこともあります。
いじめる子、いじめられる子に多い特徴についてはこの後詳しくまとめていますので参考にしてみてください。

大人がいじめのサインに気づけない

いじめが起こってしまいそうなとき、周囲の大人がそれに気づいてあげられないことも、原因の一つと言えます。
いじめには陰湿なものもあり、外側からはなかなか発見しづらいものも多いです。
子どもたちが発する小さなサインに気づくためには、大人が普段から、子どもとの信頼関係を気づき、積極的にコミュニケーションしていくことが欠かせません。

いじめる子に多い特徴

先ほど子ども同士の相性もいじめが起こる原因の一つとお伝えしましたね。
いじめっ子になりやすい子と、いじめられっ子になりやすい子の組み合わせができてしまうことでいじめは起きやすくなります。
ではいじめっ子、いじめられっ子に見られやすい特徴とは何かを、ここからみていきましょう。

ストレスを抱えていたりイライラしている

先ほども少しお話していましたが、いじめる側になりやすい子は普段の生活でストレスを多く抱えている子であることも多いです。
もちろん、もともと怒りっぽい、気が短い性格の子、というのも考えられます。
自分で怒りの感情をコントロールできず、人に当たってしまうことがあるのですね。

ちょっかいを出すのが好き

人にちょっかいを出すのが好き、もしくはそういった癖がある子もいじめる側になってしまいやすいです。
本人にはいじめているつもりはなくても、つい人をからかってしまう、言いたいことをそのまま言ってしまうということが繰り返されるうち、相手はいじめられていると感じてしまうのですね。

負けず嫌い

いじめる側になってしまう子の中には負けず嫌いな子も多いです。
自分が一番になりたいという重いから、自分より優れていると思う子をいじめることも。
普段から誰かと比べられてきた、成績に厳しい家庭で育った子に多く見られる特徴でもあります。

いじめられる子に多い特徴

目立つ特徴を持っている

いじめられる子に多く見られる要素として、何かしらの目立つ特徴を持っていることがあげられます。
目立つことがいけないということは決してありませんが、「みんなと違う」ことを理由にいじめっ子にターゲットにされやすくなることがあるのですね。
では、目立つ特徴とは具体的にどのようなものか見ていきましょう。

身体的な特徴

まずは身体的な特徴です。
例えば周りの子よりかなり背が高い、低い。太っている、痩せているというようなことですね。
また、鼻が大きい、など顔のパーツが特徴的という場合もあります。

クセ等の特徴的な行動

変わったクセがあったり特徴的な行動をすることで目立ってしまうこともあります。
例えば声がかなり大きい、変わった走り方をする、いつも視線が泳いでいるというように。
周りの子にあまり見られない変わった行動が目立っていることがあります。

身だしなみ

髪がぼさぼさだったり、靴や服が汚れているというように、身だしなみが原因となって目立ってしまうこともあります。
不潔だと思われて避けられてしまわないよう気を付ける必要があります。

気が弱い・おとなしい

いじめられてしまう子の特徴として、気が弱くておとなしい子というのも多いです。
いじめっ子も相手を選んでいます。
反撃してきそうな子よりも気弱そうな子を選ぶ傾向にあります。
なので、いじめられる子にはおとなしい性格の子が多いのですね。

中学生のいじめの方法

では中学生は実際にどのようないじめをしているのか。
いじめの方法として多いものを紹介していきます。

SNSを使ったいじめ

今は中学生でもスマホを持っている子が多くなっています。
SNSのグループの中で悪口を言ったり、時にはグループに入れないという方法でいじめることもあるのですね。
SNSでのいじめは特に外から見て発見することが難しく、大人からわかりにくいいじめの方法です。

無視するいじめ

こちらも比較的周囲からわかりにくいいじめの方法で、ターゲットを攻撃するのではなく無視することでいじめるということもあります。
話しかけたら自分も仲間外れにされるんじゃないかという不安から、クラス全体から無視されるということも起こりやすいです。

暴力行為によるいじめ

暴力による乱暴ないじめも起こることはあります。
しかし暴力の跡が体の見える部分にあるとは限りません。
いじめる側も、暴力がばれないように考えていることがありますから、大人も一見暴力の跡がないからと言って安心することはできません。

親ができる、子どもを守る行動を知ろう

子どもがいじめにあっていたら、どうやって子どもを守ることができるのか。
親ができる子どもをサポートする方法をいくつか紹介します。

学校に相談

一つ目は学校に相談することです。
子どもの学校での生活を最も近くで見ているのが学校の先生ですから、より実践的な対策について相談することができます。
ただ、学校に相談する際には先生などと相談して構内で目立たないよう配慮しましょう。
部活の引率をしたことがあったりすると、もしかしたら構内で会う生徒に自分が誰の親かがわかる子もいるかもしれません。
もし○○さんの親が学校に来ていた、のように噂になってしまうと、子どもの立場を悪くしてしまう可能性もあります。
学校と相談をする際にはその点に配慮してもらうようにしましょう。

相談窓口に相談

もし学校以外の誰かに相談したいときには、匿名で電話相談できる窓口もあります。
専門的なアドバイスをもらいたいとき、それから親が悩みを抱え子みすぎてしまわないように精神的な部分の相談にも乗ってくれます。
24時間電話受付している「24時間子どもSOSダイヤル」や、弁護士に専門的な相談ができる「キッズひまわりホットライン」などがおすすめです。

【24時間子どもSOSダイヤル】
受付:24時間
TEL:0120-0-78310(なやみ言おう)

【キッズひまわりホットライン】
相談日時:毎週火・木・金曜日
受付:15:00~19:00(祝日を除く)
TEL:03-3581-1885

家庭を子どもの安心できる場所に

いじめを受けているこどもにとって学校は非常にストレスがたまる疲れる場所です。
だからこそ、家庭を安心できる場所、自分を受け入れてくれる場所だと思ってもらえるようにすることが大切です。
学校で疲れてしまった心を家庭で回復できなければ、次第に登校する意欲も減り不登校となってしまうこともあります。
そうならないためにも、家庭を子どもの心休まる場所にすること、つまりは家族関係を良好であることが秘境に大切なのです。

転校する

いじめがエスカレートしたり、今の学校ではどうしても解決が難しいと感じる場合には、転校することも視野に入れましょう。
全く新しい環境で生活を始めることで、状況が改善することもあります。

いじめが起こる前にできる対策

いじめが起こってしまう前に、親が子どもに対してしてあげられることについて紹介します。
いじめを未然に防ぐための手段として参考にしてみてください。

子どもの身だしなみに気を付けてあげる

子ども自身が身だしなみについて無頓着な場合は、親が配慮してあげることも必要です。
髪形は清潔感があるか靴がぼろぼろになっていないか、また持ち物が古くなりすぎていないか等も確認してあげましょう。

家族に相談しやすい環境を作ってあげる

いじめにあっている子どものサポートとしても、家族関係が良好であることが大切だとお伝えしていました。
それだけでなく、いじめになる前の早い段階で気づいてあげるためにも家族関係は非常に重要です。
普段から子どもとたくさんコミュニケーションをとるようにして、どんな些細なことでも相談しやすいような環境を整えてあげるようにしましょう。
また、子どもとたくさんコミュニケーションをとることで、「いつもより元気がない」「体にこんなあざがあったかな」というような小さないじめのサインに気づいてあげられる可能性も高くなります。
そのためにも、普段から子どもとは普段から積極的コミュニケーションしていくことを意識しましょう。

まとめ

中学生のいじめの原因と、親が子どもにしてあげられる対応について解説しました。
いじめを未然に防ぐため、またいじめにあっている状態から回復するためには親のサポートが欠かせません。
なぜいじめが起こってしまうのかを理解し、子どもに必要なサポートをしてあげられるよう備えましょう。