国立音楽院は、東京都に本校を構えるサポート校です。
音楽について本格的に学べる学校で、プロとして活躍する卒業生も多数輩出しています。
このコラムでは、そんな「国立音楽院」の気になる学費と口コミと評判などについて書いています。
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国立音楽院の学費
入学金 | 150,000円 |
授業料 | 400,000円 |
設備費 | 200,000円 |
実技費 | 160,000円 |
初年度総額目安 | 910,000円 |
※履修科目によっては工具代、楽器製作材料費が加わります。
他のサポート校と比較した場合
国立音楽院は他のサポート校と比較すると、やや高めな金額となっています。
ただ、こちらのような専門分野を学べるようなサポート校と比べた場合には学費は平均的と言えます。
また、こちらはサポート校なので高校卒業資格の取得を考える場合は、提携校である日本ウェルネス高等学校に通う必要があります。
その場合は、日本ウェルネス高等学校の学費が別途かかりますので、卒業資格を取得したい方は必ず国立音楽院と日本ウェルネス高等学校の学費を合算した金額を想定しておきましょう。
国立音楽院の特徴
国立音楽院は、音楽について真剣に学びたい方が通うサポート校です。
ここでは、そんな国立音楽院の特徴をご紹介します。
経験や年齢は不問
国立音楽院は、音楽を学びたいという意思さえあれば誰でも入学することが可能な学校です。
そのため、通信制高校に籍をおいてこちらに通う生徒の他にも、音楽について学びたい大学生や社会人の方もいらっしゃいます。
入学試験等もないので、音楽についての興味さえあれば、未経験からでも本格的な知識やスキルを学ぶことができます。
音楽を学ぶための環境完備
国立音楽院には、ピアノ演奏科やヴァイオリン製作科といった20を超える様々な科目があります。
しかも、それら全科に夜間学部を設置しているので、好きな科目を好きな時間に学ぶ事ができます。
また、50にもおよぶ練習室やスタジオも完備されており、授業時間以外も練習し放題なので音楽を学ぶには最高の環境です。
音楽に関連する仕事にも近道
国立音楽院の卒業生には、現在音楽の世界で活躍している生徒も多くいらっしゃいます。
細かく科目が分かれているので、自分が目指す仕事に直結するような科目を選ぶことが可能です。
また、楽器の修理・修繕などについて学べる管楽器リペア科やドラムカスタマイザー科といった、ここでしか学ぶことができない貴重な科目もあります。
国立音楽院の各コース
国立音楽院は、国立音楽院には非常に多くのコースがあります。
選択するコースによって、学費やカリキュラムが異なっていたりしますのでご注意下さい。
自分の興味がある分野が学べるコースを選択するようにしましょう。
コース名 | コースの特徴 |
リトミック本科 | こどもの感性と可能性を引き出すような幼児教育のエキスパートを養成する学科です。幼児リトミック指導員やマナーリトミックインストラクターといった進路を目指せます。 |
ピアノ演奏科 | ピアノ演奏についての知識やテクニックを学べます。第一線で活躍する音楽講師・プレイヤーを多数輩出している学科です。ピアノ講師やピアニストといった進路を目指せます。 |
エレクトーン科 | エレクトーンの多彩な表現技術を多方面から習得できます。また、その実績から業界からもっとも注目されている学科です。ヤマハ・システム講師やキーボーディストといった進路を目指せます。 |
アートセラピー科 | こどもたちの健やかな成長のお手伝いをする「こどもアート指導員」の養成力カリキュラムが基本となってる学科です。こどもアート指導員やアートセラピストといった進路を目指せます。 |
音楽療法学科 | 日本で最初の音楽療法学科です。福祉に活かせる音楽についてを学ぶことができる学科です。音楽療法士(ミュージックセラピスト)や臨床音楽療法士といった進路を目指せます。 |
ピアノ調律科 | ピアノと音楽に深い教養を持ち、状況に応じてピアノを弾けるトータルな音楽家としての調律師を要請するコースです。ピアノ調律技能士や音楽講師といった進路を目指せます。 |
ヴァイオリン製作科 | ヴァイオリン制作について学べる学科です。学生としてではなく、職人として一流を目指します。ヴァイオリン製作家や弦楽器店(技術・販売)といった進路を目指せます。 |
ギタークラフト・リペア科 | 木材からオリジナルギターのデザイン・色彩・音色などを生み出せるような人材を目指す学科です。ギターテック(プロミュージシャンのギターメインテナンス)やギタービルダー(特注によるギター職人)といった進路を目指せます。 |
ドラムカスタマイザー科 | 日本で唯一の本格的ドラムカスタマイザー養成学科です。卒業後は一流のドラマーになって活躍しているプレイヤーも多くなっています。ドラマーやドラムカスタマイザー(特注や独創性あるドラムを製作する)といった進路を目指せます。 |
管楽器リペア科 | 管楽器のリペア技術を現役の職人たちからしっかり学ぶとともに、管楽器のプレイヤーとしてのスキルも身につく学科です。管楽器リペア技術師(管楽器リペアラー)や管楽器講師といった進路を目指せます。 |
音響デザイン科 | イベントやイベントを支える音響技術の修得を目指す学科です。音楽プロデューサーやサウンドディレクターといった進路を目指せます。 |
作曲アレンジ科 | アレンジ技法をしっかり学び、どんなジャンルでもオリジナルにアレンジできるような人材を育てる学科です。マニピュレーターやジングル(CM音楽)ライターといった進路を目指せます。 |
コンピュータミュージック科 | 作曲アレンジ科から生まれた、コンピューターを駆使して映像や音楽を発信できるような人材を育成する学科です。アレンジャーや映像音楽作曲家といった進路を目指せます。 |
シンガーソングライター科 | 自ら楽曲を制作し、自ら歌えるようなセルフプロデュース力が高い人材を育成する学科です。シンガーソングライターやヴォーカリストといった進路を目指せます。 |
プロミュージシャン科 | 現役のミュージシャンである講師陣からレクチャーを受けながら、プロのミュージシャンを目指す学科です。ギターリストやベーシストといった進路を目指せます。 |
ウインドオーケストラ科 | 管・打楽器演奏の全てを学ぶ学科です。管弦打楽器講師や様々な楽器のプレイヤーといった進路を目指せます。 |
弦演奏科 | オーケストラ活動を行いながら、弦楽器のプロフェッショナルを目指す学科です。オーケストラ奏者やジャズミュージシャンといった進路を目指せます。 |
和楽科 | 日本古来の伝統音楽について学ぶ学科です。和楽演奏家や伝統文化コーディネーターといった進路を目指せます。 |
ミュージカルバレエ部 | ミュージカル、バレエ、オペラなど音楽や踊りについて学べる学科です。学科の中でも、ミュージカルコース・バレエコース・演劇ナレーターコース・声楽コース/オペラコースの4つのコースに別れており、ミュージカルタレントやバレエダンサーからナレーターや声優まで幅広い進路を目指せます。 |
アニソン声優科 | 音楽を総合的に学び、声の魅力や表現力を高めることを目的とした学科です。声優やDJといった進路を目指せます。 |
高等部 | 好きなことや興味のあることを自分のペースで学ぶことができます。提携校との協力によって高校卒業までしっかりとサポートしてくれます。 |
障がい児(者)学習コース | 障がいを持っている生徒が主体となるクラスです。障がいということを殊更意識せず、お互いをそれぞれ尊重できる環境で、音楽を通して隠れた才能の発見や技術の向上を目指すことができます。 |
専門部 | 自分の好きな時間に音楽の技術や知識を向上させたい方向けのコースです。通学できる曜日や時間が不定期な方や月に1~2回程度しか通学できない方など、時間をうまく確保できないけど音楽を学びたいという方を幅広く受け付けています。 |
単科生コース | 単科生コースは、音楽学校に通うことができなかった学生・主婦・社会人・シニアの方が気軽にはじめられる講座です。趣味レベルの音楽を専門的な学習で更に深いレベルまで追求することができます。 |
国立音楽院の募集要項
募集対象 | 新入学:平成30年度中学校卒業見込みの者および過年度中学校卒業者 転入学:高等学校に在籍中の方 編入学:高等学校に在籍したことがある方 |
入学時期 | 新入学:4月 転入学:随時受付 編入学:随時受付 |
国立音楽院の基本情報
制服 | あり |
部活動 | なし |
学校行事 | あり |
国立音楽院のスクーリング
頻度 | 年4回程度 |
場所 | 東京都 |
国立音楽院のキャンパス所在地
【国立音楽院 東京本校】
〒154-0001
東京都世田谷区池尻3-28-8
【国立音楽院 鳥取南部校】
〒683-0322
鳥取県西伯郡南部町阿賀314-3
【国立音楽院 宮城キャンパス】
〒981-4201
宮城県加美郡加美町上多田川字笹沢東1-1
国立音楽院の口コミ・評判
2016年度卒業生 | 女性 |
国立音楽院に通うまでは音楽未経験者でしたが、卒業する頃には人に趣味と自慢できるくらいには知識もスキルも身につきました。大学に進学してからも、音楽を通してたくさんの人と仲良くなることができました。人見知りであまり人に話しかけることが得意ではない私にとって、音楽という表現方法を学べたこの学校での3年間は貴重な経験でした。 |
2014年度卒業生 | 女性 |
4年前に国立音楽院に通っていました。現在はピアノの先生として個人塾を開いています。ピアノは小さい頃から弾いていましたが、まさか自分が教える側に回るとは思っていませんでした。このピアノ講師という選択肢を提示してくれたこの学校には本当に感謝しています。 |
2015年度卒業生 | 男性 |
国立音楽院の学生だった時にバンドを組んでいた仲間とは、卒業した今も交流があります。先生は厳しいけどその分うまくいったときはきちんと褒めてくれる人が多かったように思います。 |
国立音楽院は、自分のペースで音楽について学べると生徒に評判です。
また、現役で活躍するプロからスキルや知識を学べる点も好評となっています。
まとめ
国立音楽院は、高校卒業を目指しながら音楽について本格的な知識を学ぶことができる学校です。
ここでしか学べない専門的な技術やスキルもあり、音楽関係で就職を考えている方には非常におすすめとなっています。
ただ、この学校が気に入ったとしても、簡単に入学を決断することは難しいとは思いますので、資料をじっくり読んでから検討するようにしてくださいね。