通信制高校への通学を考える方の中には、学費について悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
学校によって学費が大きく異なることに加えて、サポート校にも通うとなると更にその計算は難しくなります。
ただ、学費補助制度を利用したり、授業料が比較的安いコースを選択ぶことで相場の金額より安く通学することも可能です。
この記事では、安く通えてきちんと3年間で卒業できる通信制高校・サポート校と安く通うためのコツについてご紹介します。
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学費の安い通信制高校TOP10
大前提として、学費の安さのみに注目した場合は公立の学校を選ぶようにしましょう。
公立の通信制高校は年間2~5万円程度で通える学校も多く、私立の学校でここまで安く通える学校は正直ありません。
ただ、公立の場合はレポート提出や出席日数など卒業に必要なことでも、基本的に学校側はノータッチのため、全て自分で管理する必要があります。
ただ、そんな背景からなのか、公立は私立に比べて生徒の卒業率が圧倒的に低いです。
せっかく入学しても卒業できなければ時間もお金も無駄になってしまいますので、ここでは学費が安く卒業率の高い通信制高校をランキング形式でご紹介していきます。
1位 ルネサンス高等学校
ルネサンス高等学校は年間26万円程度から通える学校です。
授業料が単位数×10,000円と他と比べると少々高くなっているものの、その分学習に力を入れており、卒業率は驚異の97%を誇っています。
また、卒業後の進路も4年生大学への進学率46.9%、短大への進学率11.5%、専門学校への進学率41.6%と高くなっており、進学を考える方には非常におすすめです。
2位 鹿島学園高等学校
鹿島学園高等学校は年間20万円程度から通える学校です。
3年間を通してもかかる学費は約60万円程度となっており、安く学校に通いたい方には断トツでおすすめです。
また、卒業率が50%を切る通信制高校もある中で80%以上がきちんと卒業しており、卒業できる自信がないという方からも多く支持されています。
在宅学習にも対応しているので、通学が難しい学生にもおすすめです。
3位 N高等学校
N高等学校はKADOKAWA・ドワンゴが創立したネット学習をメインとした通信制高校です。
オンライン学習に強みがあり、最新のデジタル技術を活用することで、対話やコミュニケーションを通じた学習を行うことができます。
プログラミング学習など、WEBやネットに関する知識も学ぶことができ、将来に活きるスキルも高校生のうちに学ぶことができます。
入学した生徒からの評判もいい学校なので、通信制高校選びに悩んだ際には、ぜひ選択肢の一つに入れてみてください。
4位 翔洋学園高等学校
翔洋学園高等学校は年間13万円程度から通える学校です。
施設設備費に3万円程度かかってしまいますが、入学金が無料で単位が1つあたり8,000円とかなり安くなっています。
単位によって学費が決まるので何日登校しても学費は変わらず、登校日数が多い学校に安く通いたいという方にも人気です。
卒業率も非常に高いので、通信制高校選びにお悩みの方は、一度検討してみてください。
5位 日本ウェルネス高等学校
日本ウェルネス高等学校は年間26万円程度から通える学校です。
2種類のコースに分かれており、基本コースは26万円程度、基本コースに他に週に2回登校するコースは44万円程度となっています。
全国大会に出場する部活もあるほどスポーツに力を入れている学校なので、入学後は文武両道を目指したいという方にもおすすめの学校です。
6位 飛鳥未来高等学校
飛鳥未来高等学校は年間29万円程度から通える学校です。
平均の学費も年間40万円程度と安く、通いやすい学校となっています。
登校日数を自由に決められるコースやクラス制の授業があるコースなど、自分に合った登校スタイルを選んで学ぶことができる点が生徒から人気を集めています。
7位 ヒューマンキャンパス高等学校
ヒューマンキャンパス高等学校は年間30万円程度から通える学校です。
週1~5日の登校がある通学コース・専門分野について学べる専門コースなどのコースがありますが、安く通いたい場合は自宅での学習が基本的なスタイルの一般通信コースを選びましょう。
通常の高校授業で学べる内容以外にも、40種類の専門分野と100以上の職種を目指せる学校なので、生徒の可能性を広げる学校として人気を集めています。
8位 クラーク記念国際高等学校
クラーク記念国際高等学校は年間22万円程度から通える学校です。
学費が一括納入しか認められていない学校も多い中、こちらの学校は入学時・7月・12月の3分割での納入を採用しているため一度に学費の支払いが難しいという方にとっても安心です。
コースによって学費は代わりますが、デザイン系やIT系といった専門分野を学べるコースも用意されていますので、専門分野を学びたい方にもおすすめです。
通信授業が充実しているので、不登校にお悩みの方にもおすすめです。
9位 角川ドワンゴ学園N高等学校
角川ドワンゴ学園N高等学校は年間30万円程度から通える学校です。
年間30万円と聞くと少し高額な気もしますが、生徒一人一人に担任が付きサポートしてくれることやプログラミングの授業など専門的な授業にも力を入れていることを考えれば納得の学費と言えるでしょう。
通信制高校であれば必ず提出しなければいけないレポートについても、PCやスマホから提出できるので郵送などの手間が省けると好評です。
10位 松栄学園高等学校
松栄学園高等学校は年間32万円程度から通える学校です。
入学金が0円ということもあり、就学支援金を利用すれば非常に安く通える学校となっています。
授業形式は週3日の半日授業なので、学校に通う日はしっかり勉強して、他の日はがっつり趣味や仕事に使うというようなメリハリを付けられる点が注目を集めています。
11位 一ツ葉高等学校
一ツ葉高等学校は年間37万円程度から通える学校です。
これは全日制高校にも引けを取らない大学受験対策ノウハウを持っており、日本の大学の頂点である東京大学やその他の国立大学、私立でも慶応大学や早稲田大学といったトップレベルの大学への進学者を数多く輩出しています。
ランキング中でもっとも高い学費となっていますが、その実績から考えると納得です。
学費の安いサポート校TOP10
サポート校とは、通信制高校での学習を補ったり、より専門的な分野を学びたい方が通う塾や習い事教室のような位置付けです。
大学受験に向けての勉強や資格取得を支援してくれるサポート校から芸能デビューに向けてダンスレッスンを受けられるサポート校まで、様々なサポート校がありますので学費もその内容によってピンキリとなっています。
ここでは、そんな中でも学費が安く生徒からの人気が高いサポート校をご紹介をします。
1位 横浜さくら響育学園高等部
横浜さくら響育学園高等部は年間38万円程度から通えるサポート校です。
カウンセラーが創設した学校で、生徒一人一人の体調や心を1番に考えてくれ、希望があれば在学中にカウンセリングも受けられます。
こちらはサポート校となっておりますので、提携校のさくら国際高等学校に通って単位を取得する必要があります。
2位 希望高等学園
希望高等学園は年間40万円程度から通えるサポート校です。
自分好きな日に週2日通学を行なうコースと年間12日程度通学を行なうコースの2種類があり、自分のペースに合わせた登校が可能となっています。
こちらはサポート校となっておりますので、提携校のクラーク記念国際高等学校の通信課程に通って単位を取得する必要があります。
3位 マイン高等学院
マイン高等学院は年間46万円程度から通えるサポート校です。
生徒の卒業率が驚異の100%となっており、必ず3年で卒業したいという方には非常におすすめです。高校の卒業資格以外にも英検やTOEIC、パソコン検定といった進学・就職どちらでも役立つ資格の取得もサポートしてくれます。
こちらはサポート校となっておりますので、提携しているDIC学園グループの通信制高校に通って単位を取得する必要があります。
4位 興学社高等学院
興学社高等学院は年間50万円程度から通えるサポート校です。
発達障害や学習障害を抱える生徒、不登校から心を病になってしまった生徒の支援に力を入れており、実際にこちらの卒業率は100%を誇っています。
こちらはサポート校となっておりますので、提携校の星槎国際高等学校に通って単位を取得する必要があります。
5位 東京芸能学園
東京芸能学園は年間54万円程度から通えるサポート校です。
その名の通り芸能に特化した授業を受けることができ、芸能科・ダンス科・普通科の3つのコースから自分のなりたい将来像を元にコース選択することができます。
こちらはサポート校となっておりますので、提携校のクラーク記念国際高等学校の通信課程に通って単位を取得する必要があります。
6位 東京療術学院
東京療術学院は年間56万円程度から通えるサポート校です。
卒業後すぐに就職したいという方が多く通っており、スポーツトレーナーや整体師、心理カウンセラーなど様々な専門分野について学ぶことができます。また、技術だけではなく専門職に必要な資格取得もサポートしてくれます。
こちらはサポート校となっておりますので、提携校の松蔭高等学校に通って単位を取得する必要があります。
7位 おおぞら高等学院
おおぞら高等学院は年間63万円程度から通えるサポート校です。
入学してから2週間程度は様々な先生と話し、その後気に入った先生を自分の担任として指名できるマイコーチ®を導入しており、先生とのミスマッチングを防げることが特徴となっています。
こちらはサポート校となっておりますので、提携校の屋久島おおぞら高等学校に通って単位を取得する必要があります。
8位 渡辺高等学院
渡辺高等学院は年間75万円程度から通えるサポート校です。
数々の有名芸能人が所属している芸能プロダクション「ワタナベエンターテインメント」が運営しているサポート校であり、そのノウハウを活かして生徒の芸能界デビューを目指します。
こちらはサポート校となっておりますので、提携校の第一学院高等学校に通って単位を取得する必要があります。
9位 中央高等学院
中央高等学院は年間78万円程度から通えるサポート校です。
社会人が通っているサポート校は多くありますが、こちらのように社会人専用のコースがあるのは非常に珍しいです。仕事や家事が忙しい方であっても通いやすいコースとなっていますので、サポート校を考える社会人の方にはおすすめです。
こちらはサポート校となっておりますので、提携校の中央国際高等学校に通って単位を取得する必要があります。
10位 トライ式高等学院
トライ式高等学院は年間79万円程度から通えるサポート校です。
家庭教師のトライが母体となっていることもあり、生徒一人一人に個別のカリキュラムを組んで学習をサポートしてくれます。
こちらはサポート校となっておりますので、提携校の鹿島学園高等学校・日本航空高等学校・高松中央高等学校のいずれかに通って単位を取得する必要があります。
通信制高校の学費システム
ほとんどの通信制高校の学費は、設備維持費や教材費といった固定費に授業料が加算されるシステムが採用されています。
このシステムでは、授業料は自分が選択した授業にかかる費用であるため、授業を多く履修した方はそれだけ高額になり、高校卒業資格の取得に必要な74単位分のみを履修した場合には費用を最低限に抑えることが可能です。
通信制高校の平均学費
通信制高校の学費は、公立の学校を選ぶか私立の学校を選ぶかによって大きく異なります。
ここでは、公立・私立それぞれの通信制高校の平均学費とその特徴をご紹介します。
公立の通信制高校の平均学費
公立の通信制高校の1年間にかかる平均学費は下記のようになっています。
入学金 | 500円 |
授業料(1単位) | 320円 |
年間学費(25単位の場合) | 8,500円 |
もちろん、上記の年間学費の他に施設維持費や教材費といった固定費がかかってきますが、それらを考慮しても年間費用は2~5万円程度となっています。
また、その金額の安さから働きながら通う社会人や主婦も多く、20歳以上の方が4割を占めると言われているほどです。
年齢の近い学生の友人が欲しいという方は、公立よりも私立に通うことをおすすめします。
私立の通信制高校の平均学費
私立の通信制高校は学校やコースによって大きく授業料が異なるのが特徴です。
ここでは生徒に人気のコースや通い方を参考にして、学校やコースの平均学費をご紹介していきます。
年に数回登校のコース
このコースは登校日数が年間3~5日程度で単位が取得できるコースです。
働きながら通う方や自分の時間を多めに取りたい方におすすめとなっています。
平均学費が年間で20~30万円程度と最も安いこともあり、通信制高校の中で最もメジャーな通い方と言えます。
週に1~3日登校のコース
こちらのコースは、週に1~3日程度の登校があるコースです。
徐々に学校に通う習慣を付けていきたいという方におすすめとなっています。
週1~3日程度の登校にかかる費用は年間45~60万円程度となっており、登校日数が少ないほど学費は安くなる傾向にあります。
週に5日登校のコース
こちらのコースは、全日制と同じように週に5日の登校があるコースにです。
平日は毎日登校するので、友達もできやすく学校行事などにも参加しやすくなります。
週5日程度の登校にかかる費用は年間70~85万円程度となっており、通信制高校と合わせて年間100万円を超えるケースも珍しくありません。
専門的課程コース
こちらのコースは、美容やプログラミングといった専門科目を履修したい方が受けるコースです。
平均学費は、年に数回登校のコースに組み合わせる場合には年間50~60万円、専門学校のように週5日通いながら本格的に学ぶコースでは年間80~100万円程度が相場となっています。
卒業後の就職に役立つ技術を学んだり、就職の際に必要な資格の取得をサポートしてくれます。
サポート校の平均学費
通信制高校と同じように、専門的なことを学べるようなところは学費も高額な傾向にあり、登校日数が少ないところは比較的安く通うことができます。
また、サポート校の平均学費は年間70~100万円程度となっていますが、通信制高校よりも金額の差が激しいので必ず資料や学校への問い合わせでチェックしておくようにしてください。
安く通うためには?
ここまで費用が安い通信制高校やサポート校の学費をチェックしてきましたが、働きながらの通学を考える方などそれでも通うのが難しいという方もいらっしゃるかと思います。
そんな方のために、最後に学費の負担を軽減できるコツをご紹介します。
学費補助制度を利用する
通信制高校には、学校に通うのが難しい生徒の経済的負担を軽減してくれる制度がいくつか存在します。
ただし、これらの制度には利用するための条件があることが多いので、気になる方は後でそちらもしっかりチェックしておきましょう。
それでは、学費補助制度についてご紹介します。
就学支援金制度
就学支援金制度は、下記の3つの基準を満たしている生徒のみ利用することができる制度です。
- 世帯の収入が910万円以下である
- 在籍年数が4年以内である(通信制高校の場合)
- 年間で30単位、通算で74単位までの授業料
公立・私立や世帯の年収によって受けられる金額は異なりますので、利用したい場合は学校の種類や世帯収入などもきちんと調べておきましょう。
奨学金制度
通信制高校でも全日制高校と同じように奨学金制度を利用することができます。
自治体の奨学金や石澤奨学会の奨学金など奨学金制度にもいくつか種類があり、それぞれ受けられる条件が異なりますので、自分が利用条件を満たしているかどうかを調べてみましょう。
特待生制度
通信制高校やサポート校には、学費を減額や全額免除してくれる特待生制度を設けている学校もあります。
実技のテストや面接によって制度を受けられるかどうか決まることがほとんどで、専門分野を学べる学校に多い傾向となっています。
また、入学後も度々こういったオーディションを行っている学校もあるので、自己PRに自信がある方は挑戦してみる価値はありそうです。
スクーリング日数と専門分野に注意!
通学日数を選択できる通信制高校では、基本的に通学日数が少ないコースほど学費も安い傾向にあります。
また、高校卒業に必要ではない美容や音楽といった専門分野を学ぶには、別途で費用がかかることが多いので注意が必要です。
そのため、高校の卒業資格さえ取れればいいのでとにかく安く通いたい!という方は、卒業最低単位である74単位のみをできるだけ少ない登校日数で取得するといいでしょう。
まとめ
通信制高校に通いたいと思うと、学費の問題は避けられません。
もちろん、安く通うには公立の学校を選ぶのが一番ですが、いくら安く通えてもきちんと卒業できなければ本末転倒です。
そうならないためにも、学校に通うことに不安がある方や進学や就職に向けて何をすれば良いのか分からないという方はサポート校も含めて検討してみてはいかがでしょうか。