通信制高校の学費や進路、卒業に関してよくある質問

通信制高校に関する質問

通信制高校では学費の計算方法なども全日制高校とは異なっています。その年に申し込んだ単位の数分の学費がかかるため、学費が生徒ごとに変わる可能性があるからです。また進路や卒業に関しても疑問に思うことも多いかと思います。FAQ形式でよくある質問にお答えします。

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icon_qa_r5_c16通信制高校の学費の計算方法を教えてください。

icon_qa_r5_c30通信制高校では履修を申し込んだ単位の数で決まります。学費は通いたい通信制高校の1単位の値段を参考にしてください。単位が修得できる、できないという結果に関係なく、履修申し込みを終えた時点で学費として計算されます。卒業に必要な最低単位数は74単位ですから、ひとつも落とさずに74単位で卒業を考える場合には、学費は1単位の値段×74となります。ただし、宿泊学校などの費用が別途かかる可能性もあるので、単位の値段以外に必要な学費を学校に聞いてみるといいでしょう。

icon_qa_r5_c16通信制高校で受けることのできる学費援助などは何がありますか?

icon_qa_r5_c30通信制高校では全国の高校生のいる世帯で、年収が910万円以下の家庭で利用することのできる就学支援金の給付を得ることができます。条件に当てはまる家庭では、学校や市区町村に届け出が必要になる可能性がありますから、まずは通信制高校に問い合わせてみてください。ただし、サポート校は高校ではなく、認可などのいらないフリースクールと同じ扱いになるため、公的な給付金などはありません。各学校で利用できる奨学金や教育ローンの利用は可能なケースもありますから、市区町村、学校へ必ず問い合わせてみましょう。

icon_qa_r5_c16通信制高校だけでなく、サポート校でも奨学金などを利用できる制度はありますか?

icon_qa_r5_c30国家資格の取得を目指す通信制高校の場合、単位制という自分の時間をしっかりと確保できる学習方法で空いた時間を、専門分野の学習に充てています。この場合、専門学校や専修学校などがサポート校となるため、奨学金などを利用することが可能です。卒業後の就職などを条件に、返済不要の奨学金を扱う学校もあるそうです。ただし、サポート校の奨学金制度は学校で大幅に変わってきますので、利用できるものを問い合わせることをおすすめします。

icon_qa_r5_c16通信制高校で最初の学費以外にかかるお金などはありますか?

icon_qa_r5_c30通信制高校でかかる学費は、単位のお金と、校外学習などでかかるお金があります。また、部活動などで部費が必要な可能性もあります。校外学習では体育のスクーリングを遠足や体育大会への参加をスクーリングと見なすことも多いため、参加するイベントや校外学習によって、生徒の負担する学費は異なります。集中スクーリングで本校での宿泊学校に参加する場合、この参加費はまた別に納入するといった学校も多いので、単位の値段以外にも注目して通信制高校を選ぶといいでしょう。

icon_qa_r5_c16通信制高校の卒業に必要な単位数などの条件は決まっているのですか?

icon_qa_r5_c30通信制高校では、3年間以上の学校への在籍と、卒業までに74単位以上を修得することで高校卒業の資格を得ることができます。学年で区切られることはないので、留年などの概念もありませんし、3年以上の在籍も可能となっています。

icon_qa_r5_c16大学進学を考えています。試験などで通信制高校に通っていることが不利になることはありますか?

icon_qa_r5_c30通信制高校と全日制高校で得ることのできる高校卒業資格に大きな違いはありません。全く同じ資格なので、入試を受けるに当たって不利になることもありませんし、専門学校や大学進学などで、通信制高校に通っていることを条件に受験ができないということもないので安心してください。生徒が通信制高校であることを気にしなくていいよう、卒業証書に関しても、通信制高校であることは明記しないという高校も多くなっているそうです。

icon_qa_r5_c16進学にあたって特別に修得が必要な単位などはありますか?

icon_qa_r5_c30進学を希望する場合、医療系や理系大学の一部では、選択科目にある生物などの履修を終えていることが受験資格に含まれることがあります。あくまで理系、医療系というのは非常に代表的な例であるだけなので、文系、理系にかかわらず、自分の学習したい方向や志望校を決めるときには、進路指導の先生や、担任の先生と相談して選択科目を選ぶといいでしょう。選択科目は履修をしなくてもいいという科目ではなく、自分の学びたいことをより深く学習するための科目だということを忘れないようにしてくださいね。

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