通信制高校に校則はあるの?

通信制高校の校則

高校へ入学するにあたり気になるのは校則や制服ですよね。
「学校でもおしゃれしたい!」と思っていても、校則が厳しければ自由には通うことはできません。
高校によって校則が異なれば生徒の特長も異なります。
今回は通信制高校の校則についてご紹介します。

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通信制高校の校則

通信制高校の校則は全日制高校に比べて厳しくありません
通信制高校の中でも学校によって異なりますが、ほとんどの学校は校則が厳しくないと考えていただいて結構です。
それでは皆さんが気になる項目ごとに通信制高校の校則についてご紹介します。

制服

通信制高校の中には制服にこだわりを持つ学校もあります

ルネサンス高等学校は人気アパレルブランド「セシルマクビー」がプロデュース。ボタンや裏地までこだわりぬいたジャケットなど、着るだけでエレガントな大人の印象を与えます。
また、おおぞら高等学院は生徒の声を受けて制服をリニューアルしています。※購入は自由選択です
体に沿ったシャープなシルエットやスカートのプリーツの幅の広さ、ネイビーやベージュ、ブラックなどカラーバリエーションも豊富さなど、いかに制服にこだわっているかがお分かりいただけると思います。

通信制高校には登校が楽しみになる制服が用意されています。
しかし、制服が用意されていても私服登校を許可している通信制高校もあり、そのような学校の校則は比較的自由な印象を受けます。

髪型

髪型は自由な学校が多いですが、中には一切染髪を認めていない学校もあります
特に私立の進学校は生徒も真面目な性格の方が多く、そのような学校は髪の毛を明るく染めると浮いてしまいます。

通信制高校の面接では黒髪が好印象を与えます。染髪やピアスをしていると面接でマイナス評価になってしまうので注意しましょう。

携帯電話

携帯電話は禁止されていませんが、最低限のマナーは守りましょう
授業中の使用はもちろん、必ずマナーモードに設定すること。
また、携帯電話の正しい使い方や世の中に溢れている情報の取捨選択について教育している学校もあります。

携帯電話を所有している高校生は90%以上。
今の高校の役割は、「携帯電話の使用を禁止する」ことではなく、「正しい使い方・モラルを教える」ことに変わってきています。

携帯電話の正しい使い方を勉強して、携帯電話と上手に付き合いましょう。

アルバイト

通信制高校は基本的にアルバイトを許可しています。
通信制高校の最大の特徴は自由な時間が多い点です。
その時間をアルバイトに費せば、学費を自分で賄ったり家族の援助もできます。
また、1つのアルバイトを長く続ければ就職の採用試験で有利になることもあります。
高校にいるだけでは接することのできない社会人の方や身に付けられない一般常識を勉強するチャンスです。
アルバイトは積極的に行うことをおすすめします。
(参考:『通信制高校とアルバイトは両立できる?』)

進学コースや技能連携校に通う方はアルバイトが禁止されることも

進学コースや技能連携校に通う方は、全日制高校と同じように週に5日間登校が義務付けられている場合が多いです
その場合はアルバイトが認められていないことも。
また、通常の通信制高校に比べて授業内容のボリュームや密度が濃いため、予習・復習に時間を費やす必要があります。
コースや通い方によってはアルバイトが認められないということも頭に入れておきましょう。

通信制高校の校則の3つの注意点

生徒、注意

通信制高校の校則は比較的自由だからこそ注意するべき点もあります。

① 最低限のマナーは守ろう

校則が自由だからと言って何でも許されるわけではありません。
金髪に近い髪色、痛々しいほどのピアス、タバコや飲酒はもちろん認められていません。
つまり、通信制高校の校則は自由だけれども最低限のマナーは守りましょう、ということです。
あなたのモラルにかかっています。少しでも「おかしいかな?」と思ったら自分で決めるのではなく、ご家族や友達、先生に相談してみることをおすすめします。

② 行事の服装は指定されることが多い

通信制高校には入学式や卒業式、文化祭などの行事がありますが、その際は服装が指定されることもあります
入学式の服装に悩む方が多いと思いますが、制服がある学校は制服で、制服がない学校はスーツで参加する場合が多いです。
スーツをお持ちでない方は、カジュアル過ぎない学校であれば大丈夫でしょう。

③ 専門コースによって校則が変わることもある

通信制高校には国語や英語、数学などの一般教養の他に、美容コースや服飾コース、ネイリストコースなどの専門科目も用意されています。
実技の際に、自分や同級生の髪や爪を練習台として使うこともあります
美容系や服飾系の専門コースでは特別にネイルや染髪、私服登校が許可されることもあります。

まとめ

高校生

通信制高校によって校則の厳しさは異なることをご紹介しました。

校則が異なれば、生徒の特徴も大きく異なります

私立の進学コースは勉強熱心な生徒が多く、服装や髪型に関してはおとなしめな方が多いです。しかし、制服に力を入れている学校もあり、生徒から高い支持を得ています。

公立は校則が比較的緩い分、不良生徒が多いことも。
しかし、自由な分おしゃれを楽しむことができるのは嬉しいですよね。
学校訪問の際は、校則の厳しさや生徒の特徴もチェックしてみていかがでしょうか。